コンプレッサーはEQの前?後ろ?

楽曲をミックスしてる時、EQはコンプの前?後ろ?って気になった事ありませんか?自分は気になった事ありました。
ミックスを教えている生徒さんやミックスを依頼されたお客様からも何度か聞かれた事もあります。

なので気になるのかな?と思ったのでブログに纏めてみました。

まぁ誰に聞いても帰ってくる言葉はほぼほぼ同じです

「曲や素材によるんですよね〜」とか「ケースバイケース」とかまぁぶっちゃけその通りで、そもそもミキシングに正解は無く『結果が良ければ何でも良い』というのがミキシングです。

しかしそれじゃこのブログ意味ないじゃん!タヒね!ってツッコまれそうなので、このブログでは考察と共にある程度の『答え』を出してみたいと思います。

トラッキング(各トラックへの処理)でよく使われるのはコンプをEQの前に挿す方

とりあえずスタンダードな感じでそうしよ、って感じで決める人もいるんじゃないかな、と思います。でもそれには理由も幾つかありますね。

1. その方が作業量が少なくて済む可能性が高い(かな?)

「EQ→コンプ」の場合と「コンプ→EQ」のロジック的な違いは、先にコンプをかけて設定すればスレッショルドを通るシグナルが決定されます。つまりその辺りのパラメーターは(一度決めれば)固定で良くなります。

先にEQを通す場合は、カットやブーストが出力する信号の値を変化させるので、 『EQを弄ればスレッショルドを通る信号が変化=スレッショルドも再調整する必要がある(かもしれない)』って事になります。つまりコンプを先にしておけば後からEQを弄ってもコンプの調整をし直す必要が無く楽ですね、となります。

2. コンプでアタックとかの調整できるよね

例えばKickを例にしてみましょう。Kickって実は低い方から高い方の周波数レンジをカバーしている楽器なんですが、ここではザックリとトランジェントが2kHz~8kHzとして、Bodyというか「バン!」とか「ドン!」とか表現されるファンダメンタルとなる部分の音を50Hz~150Hzとします。 これにアタック感やパンチを加えるのはコンプレッサーの値を正しく設定すれば可能です。なので『コンプを先に通して設定→足りない分をEQで補う』という使い方もアリだと思います。
他楽器、ベースやギターでも同じ事が言えますね。

3. コンプレッサーは周波数特性を変える

特にコンプを強くかけた特に顕著ですがハイやローエンドが減衰するのは良くあります。この場合もEQをコンプレッサーの後にする事により、例えば『コンプレッサーで減衰した帯域をEQで調整する』といった使い方ができます。

大きな問題を解決する場合はEQが先の方が良い

ここでは例としてスタジオで録音されたベースをミキシングしているとしましょう。そんで何故か2弦の5フレットのGだけヤケに音が大きい(ネックが曲がって共振してる、とか単にそのベーシストが下手だとか色々な原因があると思いますが)等の場合は帯域を狭くしたEQで98Hzをカットしてからコンプに通した方が良いです。
コンプを先にかけても、そのやけにうるさい一音の部分でコンプがかかり過ぎて音が潰されちゃったりとか幾つかの問題が想定できます。なので『先にEQでその部分を解決してからコンプをかける』方がよりEvenで綺麗にコンプかかるんじゃないかな、と思います。

他の楽器やボーカルでも同じ様に、何故か特定の帯域だけがうるさいと思う様な場合はEQで問題点をある程度解決してからコンプレッサーかけるのが良いでしょう。

Mix BusやSub Group等ではコンプが最後

もうこれは自分の感覚で書いちゃいますが、コンプ最後に持ってきた方が楽器同士の分離感が上手く出る様な気がします。
あとはよく言われる”glue”(統一感とかそういう意味ですかね、、)されてる感じが出るっていうのはあるような気がしなくもないですね、、、。楽曲の中で一番音量レベルが大きいダイナミクス系の楽器であるKickやSnareがトリガーになってちょっとしたドライブ感が出るって感じでしょうか?リズム的な意味でタイトになる気がします。

でも結局はケースバイケース

いろいろ書きましたが結局は「ケースバイケースですよね〜」って事で締めくくろうかと思います爆

因みにこれを書いてる筆者的にはあまり拘りはなく『EQで不要な帯域があればカット(特に低域はハイパス結構使います)したりレゾナンスもカットしたり、たまにエグいEQかけたりとかも→コンプでアタック感出したり叩いたり揃えたり→EQで最終調整』って事もやりますし、深く考えず自由にやってます。
結局のところ『結果が良ければ何でも良い』んです。(ハイこのブログの意味無くなりました〜)

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